2010-01-01から1年間の記事一覧

あっちの世界につれていって

十二月十五日(水) 晴れ。ときどき、あの、夜に降った冷たいものは雪と思いたい。 今日はゴミの日である。 あ、違う。まちがった。今日は、休みだった。そもそも、私が日記を更新するのはほとんど休みの日である。なので、正確には今日も休みであった、と書…

ふたりごと

十二月六日(月) 今のところは晴れ。 私の友人がいる。自身のブログの更新を一日の唯一の楽しみとして生活しているような人間で、ゆえに、少し世の中を斜めから見ている。私たちは高校時代からの付き合いだ。 その友人が、先週の金曜日に人生初のクラブに行…

ロックの上

十一月二十四日(水)晴れ。ツンデレの女の子のような天気。 今日、ふと気づいたのだが、晩酌のときに飲む焼酎が、 芋、黒糖、芋、黒糖、麦。芋、黒糖、芋、黒糖、麦。 の順番で毎日飲んでいた。 あぁ、全くどうでもよいことである。 今日も一日、いつものよ…

はーべすと

十一月二十二日(月)雨。部屋の隙間から冷気が入り込んでくるような寒さ。 三ヶ月前によした煙草を口にくわえ、火をつけないまま鏡の前に立つ。右手には麦酒の缶を持ち、少し気だるい表情を作って鏡を覗いたとき私に足りないものは、ハードボイルドだと気づ…

風邪の力で書く。

十一月十九日(金) 晴れ。やや寒い。 先日受けたインフルエンザの予防接種のせいで、今日一日身体が怠かった。弱まった病原体とは言え、やはりはインフルエンザの菌である。侮ることなかれ。 ということで、今日は他に仕事のときに一時間ほど無意識で行動し…

不確かな革命のために流される確かな血

十一月十三日(土) 曇り。 朝から洗濯機を回し、五日分の洗濯物を持ってベランダに出るとそこには大きなイワシ雲が一つ、心地よい冬の静寂の上にふわりと浮かんでいた。今日はなんだか空がいつもより青く、私はそのとき、もう大丈夫なのだと思った。 という…

夏みかん酢つぱし いまさら純潔など

十一月十一日 晴れ。暖かい。調べてみたら、おもしろいように三日坊主だ。 昔からあるように、やはり、人は三日というのがキーワードらしい。 何のことかというと、私の日記の更新記録のことである。 もはや、私は一人称を「私」にしていたのか「僕」にして…

けっきょく、現実。

十月二十七日 晴れ。寒い。 今日は一日休みだった。朝、洗濯機を回しながら読書。 ひさしぶりに夏目漱石[坊ちゃん] 一人称で、あんなに自在に書けるのは何かコツがあるのだろうか。 文体のリズムが良いのでテンポよく読めた。 テンポと打ち込むと、店舗が…

外は寒いが、部屋内も寒い。

十月二十六日 曇り、時々晴れ。ところにより小雨。寒い。朝、いつものように机に座り、寝ぼけ眼でパソコン画面を睨んでいると、おなかの音が鳴った。最近気づいたことなのだが、空腹を感じると、眠気が取れるもの。しかし、なかなかの音だった。八時過ぎから…

日記を書いてみようと思い始めた日。

十月二十五日 朝から雨、夕方になって晴れ。少し暑い。 七時起床。昨日は早くから寝ていたのでどことなくスッキリと目が覚める。それでも少し寝ぼけたまま木製の椅子に腰かけると、ひやりとした木の冷たさに冬を感じた。 朝食を済ませ、麦酒。何もしないと決…

ハンフィクション旅行記

人生三度目の京都は豪雨でした。過去二回は夜行バスに揺られて一人旅という、 僕のような現代っ子にはまるで修行のように過酷でストイックな 旅だったのですが、 今回は新幹線で約三時間、同伴者ありという すごく観光的な気分で向かった京都でした。 (実際…

探しものは何ですか?見つけにくいものです。

他のところにも書いたけれども、 本当に気になるのでこちらにも。 ある日ふと気になることがでてます。 それは、実生活にはなんら関係のないことで 実際、気にしなければそれまでのものなのですが、 どうしても頭から離れず、 ちょっと暇ができたとき、頭が…

うれしくって抱き合うよ

今朝、本を読んで泣いた僕の目は 腫れぼったいけど、 同じ本を読んで泣いた君の目は もっと腫れぼったいはずさ。 (倉持陽一)おひさしぶりです。 引越し作業に追われています。山本です。 引越しに追われながらもテレビを見ている僕ですが、 今日の金スマは…

起承転結

世の中、漢語の絶句にみられる起と承と転はよくあることだが、なかなか結までいかないものであり、 そのせいで後味の悪さを感じることが多々ある。と書くと、なんだか壮大な人生訓を述べているように思うかもしれないが、 そうじゃない。これは引越しの話で…

連中はアレを信じない。

最近、休日のほとんどを部屋探しの時間に当てている。 石の上にも三年、ぼろアパートにも六年という言葉があるように 僕は今の部屋にかれこれと、と、と、とう六年間住んでいる。 木造二階角部屋のこの部屋の窓は南向きで、周りに高い建物もなく日当たりは良…

犬式

僕が、犬式に出会ったのは二十歳のときだ。 友人が、最近おもしろいバンドを見つけたといって 部屋で聴かせてくれたのが始まりだった。 当時、Doggystyleという名前で活動していた彼らの初のアルバムである レゲミドリを聴いて、本当に鳥肌が立った。 それ…

氷の世界

僕らが不定期にかつ、姑息に活動するバンド、ベートーベンズの 「観客はだれもいない〜四人ぼっちのスタジオライブ〜」 の音源を撮りためている簡易録音機であるアイオーディオのマルチ―ユちゃんの再生ボタンを押すと、僕らのヘンテコな音楽が聴こえます。 …

いつか、遠い場所で。

仕事を真面目にやってみたとして、アリさんマークの引越社のCM中の赤井英和みたいな仕打ちを受けるのならば、 僕は一生怠けて生きてやる!! と思った今日この頃。というか、つい先ほど。 僕は引っ越しを視野に入れた行動を日々とっています。 根本的なと…

それは気のせいだ

最近、といってもここ2週間くらい意味もなく早起きです。 何があるわけでもないのに、朝焼けが街を染め上げるころに目を覚まします。そうすると、夜には自然と眠くなるわけで、22時の壁を越えることができません。そんなおじいちゃんのような生活です。健…

涼しげな、あまりにも涼しげな

芸風を試行錯誤、深読みしたら人生を模索中の鳥居みゆきを観ながらこんばんは。夜の自家発電機、山本です。 お先真っ暗! おひさしぶりです。 「年齢を重ねるごとに鉄腕DASHのおもしろさがわかってくる」 という先人の教えの通り、 僕も最近、鉄腕DAS…

きょうのできごと

今日のことを書きたいと思います。 はじめに断わっておきますが、25歳の独身男性が過ごす一日など、 一つもおもしろいことはありません。 つまり、あなたがこの日記を読み終えたとして、 何も得ることはありません。むしろ、あまりの起伏のなさに腹を立て…

USO

四月に入り、すっかり春めいてきました 南から春風が吹き、桃色の花弁をさらいます。 終わりを知ればこそ燃え上がる、いよいよ桜も見所になってきたというところでしょうか。そんな四月の初日を飾る今日、九州はあいにくの雨でした。 というか、大雨でした。…

動物園のにわか雨

ベトナム戦争のとき歩兵として従軍した作家ティム・オブライエンは幼い頃に亡くなったガールフレンドのリンダを自身の小説の中で蘇らせた。 事実としてリンダは九歳のとき脳腫瘍で死んでしまった。 しかしその出来事は彼女と同じくらい幼なかった作者、まだティミーと呼ばれてたと…

彼女はまるで猫みたい

こにちは。見た目は大人、頭脳は子どものぼくです。風にのって運ばれてくる春の予感を感じながらも、 まだ寒い九州です。春といえば、桜、桜は花見というわけで、 4月1日に花見の計画が立っているのですが、 4月1日はエイプリルフール。無法地帯。 僕の…

電話

起きると携帯に着信が入っていた。確認すると、知らない番号だったので流行のワンコール詐欺だろうと思い、無視してご飯を作り始めたのだが、ふと、仕事関係の電話ではないのかという不安が襲い、かけ直してみることにした。昔、知らない電話番号だからとい…

安眠棒で殺された!

友達から借りた三宅洋平のソロライブ音源を聴きながらこんばんは。 僕も早く買わねば!と思いながら、お金がありませんので、来月には買おうと思います。 というのも、最近、電氣ブランを大量に購入してしまい、本当にお金がありません。そのくせ、無理してn…

長崎一人旅。

僕は第五系統の市電に乗って大浦天主堂下で降りた。いまさら大浦天主堂にもグラバーさんの邸宅にも行くつもりはない。荒んだ心でコンビニに入り、おにぎりを一つ買って食べた。美味しくなかった。それだけ終えると、また市電に乗った。目的など、とうになく…

ランタンのあとの静まり返った長崎は雨(写真はなしよ)

起きると外は小雨が降っていた。ホテルの朝食を食べ終えたころには本格的に降り出し、遠くの空で雷が鳴っている。「長崎は今日も雨だった」と、『内山田洋とクール・ファイブ』を意識して唄ってみたが、正確には今日の長崎は雨だった。そもそも、長崎には何…

動き出すオブジェ(夜のランタンフェスティバル)

気づくと20時を回っていた。どうやら寝ていたようだ。僕は飛び起きると急いで支度をして、真のランタン祭りを見るべく夜の町へ駆け出した。 昼間と違い、散々ときらめく大通りを抜け、もう一度「湊公園」についた僕は、思わず「すごい」とうなりそうなほど…

夕日が映し出す、本当の現実(ランタンフェスティバル)

気にしない。 たとえ、この日記が知り合いに読まれている可能性があったとしても、気にしない。 読むなら読めばいいさ。今さら捨てるものなどちっぽけなプライドのほかに何もない。もちろん、拾うものもないのだが。 というわけで、長崎旅行記の続きです。 …