夜のお供に麦酒
秋の夜長が風流で趣深いのに対して、
冬は、
冬の夜長は孤独だ。
単に寒いからである。
「そんな孤独と付き合うためにはアルコールが必要だ!」
と声を大にして叫ぶ者がいるとすれば
それはアルコホリックの悪い兆しとも言えるが、
僕はそんな人が大好きだ。友達になれると思う。
先日、いつものように酩酊状態で本を読んでいると
友人から電話があった。
その内容を詳細に書くと長くなるので
ここは故人の表現を借りて簡単に説明する。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」
である。
そして、この遠方の友人もたいした酒飲みだ。
僕が象だとしたら、彼はキリンだ。
僕が田村だとしたら、彼は「麒麟です」・・川島だ。
そう、僕は麒麟が大好きだ。
バラエティーに出演するときは少し残念ボーイだが、
漫才を披露するときの麒麟は最高におもしろい。
特に2005年のM-1決勝戦でやったネタ「打たなきゃ瞼を纏り縫い」は
腹がねじれるほど笑った。
話がそれた。
つまり、僕が言いたいのはお酒による友情というものも存在するということだ。
その友情とはお酒があったからこその友情だ。
と、自分の飲酒量を自己弁護してみたりさ。